C9/Cloud Nine Galleryではこのたび、抽象画家・森山龍爾の新作展「Abstract Thinking:考えること、描くこと。」を開催いたします。
【ステートメント】
絵画では単純な要素も時には複雑に振る舞う。
関係性を通して、私は考え、絵画の言葉を少しずつ学んでいる。
-森山龍爾
************
絵画は様々な要素の組み合わせで構成されています。素材、色彩、線、面、形…。長い画家人生の中で、森山龍爾は「線」を描くことをあえて避けてきたと言います。それは、線が特定のイメージを想起させてしまうことを恐れたからでした。しかし、本展で公開される作品の中には「線」が強く発出しているものがいくつか見られます。
森山にとって描くという行為は、人の生活を取り巻くさまざまな要素の関係性を見直し、考えるための手段でもあります。少しずつ絵画の要素(=言葉)を増やし、一度使った要素についても新しい解釈で向き合うという試みは、社会情勢にも呼応した内面の変化の表れかもしれません。
絵画の持つ固有の豊かさが、イメージやコンセプトを伝達するだけの役割にとどまらず、心の解放に役立つものであってほしい…。それが森山の願いなのです。
【日時】
2024年4月13日(土)〜4月21日(日)
12:00〜19:00
【会場】
Cloud Nine Gallery/クラウドナインギャラリー
(東急大井町線 緑が丘駅より徒歩1分)
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢2-49-22
MAP
【協賛】
スタイルブルー株式会社(Webサイト)
【森山龍爾(もりやま・りゅうじ)プロフィール】
1957年 島根県に生まれる
1980年 創形美術学校卒業 一席個展賞受賞
【グループ展】
2000年
第1回山本鼎賞展
2009年
第2回芸術センター絵画展巡回展(東京・神戸・ 福岡)
はるひ絵画トリエンナーレ
ISE ニューヨーク・アートサーチ展 ISE カルチャルファンデーション
2014年/2016年
ニューヨーク・アート・エキスポ・スプリングセレクション
2019年/2020年
FACE展 損保ジャパン日本興亜美術賞展 (損保ジャパン美術館)
【個展】
2000年 島根県立美術館ギャラリー
ほか多数